はじまります!「ぼたん鍋」
昨日(11/15)に、兵庫県の冬期狩猟期間が解禁されました。
いよいよ「ぼたん鍋」のシーズン到来です。
先日は、丹波篠山市後川集落近郊で、初雪❄️を観測し、
驚くほどに急激な冬の到来を感じています。
昼間は、まだ暖かいんですけどね・・・☀️
市内の直売所でも、秋を彩った「丹波黒枝豆」「丹波栗」が姿を消し
白菜に大根、人参といった、冬の根菜類も姿を現し始めています。
こうなってくると“ おでん ”食べたくなりますね・・・。
否!「ぼたん鍋」ですね!
さてさて、なぜに丹波篠山は「ぼたん鍋」が根付いているのか?
当たり前すぎて、あまり考えてこと無いですよね?
そんな「ぼたん鍋」の小話をすこし・・・。
明治の末期ごろ、「歩兵第70連隊」が射撃訓練の際に、捕獲した猪の肉を
味噌汁の具材にし、軍隊で配給していたそうで、これが丹波篠山における
「ぼたん鍋」の起源と言われています。
もともと、丹波篠山の山々は、里山の幸に恵まれ、山もあまり高くない。
寒い冬を迎えるが、雪はそれほど多くなく、山々に暮らす猪や鹿にとって
恵まれた住処だったようで、肉質も良く脂の乗った良質なものが多く捕獲されたそうです。
これを、射撃練習の的にし、捕獲していたようですね。
そして、それを食料として有効活用していた。
と、現在でいうSDGsの精神に近い物を感じますね。
そもそも、猪の肉は、縄文の昔から食用にされていた事が遺跡などから確認されています。
その当時、どの様に食されていたのか解りませんが継続して食べられていたようです。
仏教の伝来と共に、肉食の禁止令が何度も出されますが、隠れて食すことは続いていたようです。
猪の肉 ➡ ぼたん
鹿の肉 ➡ もみじ
鶏の肉 ➡ かしわ
馬の肉 ➡ さくら
などなど
これも、江戸時代以降に、隠れて肉食を続けていた名残と言われています。
とまぁ、難しい話もアレなので、今日はこの辺りにしますか!
今後も引き続き、丹波篠山の冬の味覚について、いろんな小話出来ればと思います!
ご清聴ありがとうございました。
丹波ささやまおじさんのゴンザレス☆でした!
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